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成長するマネジャー

田坂広志「なぜマネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得」
ふと買ってしばらく本棚で眠っていた本なんだけど、
読み始めたら一気に読みきってしまった。

非常に新鮮だった論点が、複雑系の観点からマネジメントを見るということ。
人は問題に取り掛かるとき、患部を特定するがごとく「問題の所在」から考え始める。
そしてそこをクローズアップして、気づかぬうちに問題を分解しようとする。
ところが「バラバラにした人間をつなぎ合わせても、元には戻らない。生命が失われる」。
難しい問題は難しいままでいいじゃないか、と説く。

それに対抗できるのは、苦しい環境でも考え抜いたマネジャーだけが培える、
いわばマネジャーの内部で構築された知の複雑系。
一般的に大雑把な言葉となる「洞察力」や「直観力」からなる「暗黙知」。

読んでいて自分はまだまだ遠い境地だなぁという思いの一方、
特別な頭脳は必要ない、自分にもなんとかなるかもしれない、という希望を抱ける。

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