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RSSマーケティング、7つの疑問

ときどき「週間e-Report」というメールマガジンで記事を執筆しています。


Webマーケティングに役立つメールマガジン Dragon.jp

今回は編集長に許可を得て、「RSSマーケティング、7つの疑問(1)」という記事をこのブログにも掲載させてもらうことにしました。

こんな内容です。

■RSSは集客に役立つ?

イエスでもありノーでもあります。

企業がRSSを提供し、それを生活者が購読するシチュエーションでは、ある程度は企
業に親近感ないしロイヤルティを抱いています。これは集客以後の問題です。メール
的RSSではスパムフリーであることは、裏を返せば見込読者への一斉配送もできない
ことを意味します。

続きはこちらからどうぞー。

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〔 4 〕RSSマーケティング、7つの疑問(1)
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Webマーケティング、メールマーケティング、SEO/SEM。これらはインターネットにお
けるユーザーとの接点に着目したマーケティング手法です。

次の本命として注目されているのが「RSSマーケティング(※)」です。RSSは知って
いるけど、どうマーケティングに活かしていくのでしょうか。
それをいくつかの疑問に置き換えて、RSSマーケティングについて考えてみましょう。

(※:「RSSフィード」と呼ぶのが適切な文脈もありますが、今回は「RSS」で統一し
   ました)


■どうしてRSSが注目される?

RSSの普及に関しては現在のところ、技術的な可能性が大きな推進力になっていると
感じます。

・RSSはXMLである
・RSSは正規化された情報である

XMLは、逆説的にRSSの普及もあって市場での理解が一段と進みました。
XMLはとにかくプログラムで扱いやすいフォーマットなので、システムの開発コスト
を抑えることができます。

正規化というのは聞き慣れない言葉かもしれませんが、「情報の属性が一定で共通し
ている」状態のことです。属性が共通しているので、混ぜ合わせたり削り取ったりと
いった加工がしやすいのです。

たとえば同じ会社の名簿であれば、記載項目が同じです。だから結合といった加工が
しやすい。でも他の会社の名簿と組み合わせてと言われると、話は面倒です。同じ項
目を集めていなかったり、同じ項目名ではなかったり。

あとは想像力次第でフィルタリング(加工)したり、アグリゲーション(集約)した
り、縦横無尽に情報を自動編集できるのです。


■RSSは集客に役立つ?

イエスでもありノーでもあります。

企業がRSSを提供し、それを生活者が購読するシチュエーションでは、ある程度は企
業に親近感ないしロイヤルティを抱いています。これは集客以後の問題です。メール
的RSSではスパムフリーであることは、裏を返せば見込読者への一斉配送もできない
ことを意味します。
この場合はリピーター向けの情報や、購買の検討段階に入った生活者へ向けた情報が
最適です。

では逆にRSSが集客に役立つときはいつでしょうか。
次の質問で考えてみましょう。


■RSS広告とは?

広告への活用パターンは現在のところ大きくふたつあります。

まずは広告配信。
他のRSSの一部に広告を挟み込んでもらい、自社サイトに誘導します。
逆に自分のRSSの一部を広告枠として提供することもできます。

RSSを入力して、RSS(あるいは他の情報)を出力する「フィルタリング」の一例です。

フィルタリングの可能性をよく物語るのが、FeedBurnerというサービスです。

・[FeedBurner - Point your feed here. We'll do the rest.]
http://c01.wx0.net/?c=29118&m=1905&h=e421b94379

RSSをFeedBurnerに通すことで、アクセス解析をしてくれたり、RSSを元にした動的バ
ナー画像を生成してくれます。今回は紙幅の関係で細かく解説できませんが、いつか
ご紹介したいと思います。

・FeedBurnerの使い方 | そっぽブログ
http://c01.wx0.net/?c=29119&m=1905&h=066ae8e0a7

・海外RSS最新動向と FeedBurner : NDO::Weblog
http://c01.wx0.net/?c=29120&m=1905&h=1dd65733f5


広告としての応用のもう一つはポータルサイトの形成です。
複数のRSSを集約(アグリゲーション)し、読者に併せた文脈で加工することでポータ
ルサイトを形成します。特定分野に絞ったRSS検索や、比較系サイトが数多く現れ始
めています。

その読者は横断的で広い範囲の情報を求めており、まさに集客の役割を果たします。


■RSSはメールに代わる?

さて、一般的なRSSリーダーのインターフェースを思い出してください。
ツリー状の分類があって、新着情報の一覧があって、更新されたページの詳細を表示
する部分があります。これってまさにメールですね(メールのインターフェースを元
に作られたので当たり前なのですが)。

ではメールとの違いは何でしょうか?

・返信ができない
・パーソナライズしにくい

返信できないというのはコメント機能などでカバーするとしたら、RSSは「非対称的
メール」として機能することになります。
なんといっても、

・スパムがない

今や全トラフィックの半分以上を占めるとも言われるスパムから解放され、情報を望
む生活者にダイレクトに情報を届けられる夢のメディアと言えないでしょうか(しか
も読者はその情報を「ご指名」で望んでいるときてる!)。

パーソナライズについては、もう少しセキュリティ面での技術革新が必要でしょう。
今の技術のままでは他人のパーソナライズド・フィードがどんどんのぞき見できてし
まいます。


■RSSは標準技術になる?

インターネットコム、インフォプラントが2005年3月31日に実施した調査では、

RSSを知っていて使っている..........8.0%
RSSを知っていて使ったことがある....2.7%
RSSを知っているが使ったことはない.20.3%
RSSを知らない.....................69.0%

とのことです。実際にRSSを使った経験を持つ人はわずか1割程度。

一方、ブログやRSS文化で先行すると思われる米国でも、米Pew Internet & American
Life Projectが2005年7月20日に発表した調査結果では、

RSSを知っている.......9%
あまりよくしらない...65%
知らない.............26%

とのこと。割合においてはあまり変わらないようです。
集客手段としてはまだまだ頼りない数字です。

次期IE、Internet Explorer 7で、RSSの購読が標準機能になることが決まり、話題を
集めています。もっともRSSに「Web Feeds」という別称を使うことを発表し、違う意
味でも話題になっていますが。

Web Feedsという名称や、マイクロソフトお得意の規格拡張への懸念をひとまず置い
ておけば、別称には賛成です。今やいちいち「WWW」と言っている人はいませんね。
「ウェブ」です。ウェブサイトの構成単位を「ページ」と呼ぶように、いずれ「フィ
ード」という呼称が一般化するような気もします(日本語ネイティブにはピンと来ま
せんけども)。

次回はRSS普及のために必要な条件について語ります。

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